びらとり和牛のお肉の特徴、味、美味しい食べ方や値段を紹介していきます。

その前にここでクイズです!びらとりは漢字にすると「平取」と書き、ある地域に『平取町』という町があります。さて、平取町はどこの都道府県にあるでしょうか?

びらとり和牛ってどこのお肉?


正解は…、上の画像を見て分かりますかね?北海道です!

画像は北海道の一部分を切り抜いたものです。文字が小さいので見づらいかもしれませんが、赤の□で囲ったところが「平取町」になります。帯広市の隣にありますね。

北海道に詳しい方や住んでいる方にとっては簡単な問題でしたかね?

 

ということで、「びらとり和牛」は北海道の平取町育ちのお肉ということになります!

平取町の特産品は「びらとりトマト」、「びらとり黒豚」などがあるそうです。その中で最近知名度も上がり、人気を博しているのが「びらとり和牛」!

ここからはその詳細を追っていきましょう。

びらとり和牛は、その名前の通り平取町で肥育されているブランド牛です。

ブランド牛としての定義も同時に紹介したいところなのですが、このびらとり和牛、実は上記の「平取町で肥育されたこと」以外の定義がないのです。

それにも関わらず、出荷されているお肉の多くがA5という最高級ランクなんです!

これは凄いことです。どれくらい凄いことか実感してもらうために、少し牛肉のランクについて書いておきます。

 

簡潔に牛肉のランクの格付けの説明をすると、

◆歩留等級

牛の骨などを取り去った肉を「枝肉」というのですが、この枝肉から食べられる部分が多いほどランクが上がります。同じ体重の牛が2匹いたとしても、お肉として食べられる量は違うんですね。

ランクはA~Cで付けられ、Aが最優良です。

◆肉質等級

これはお肉の質が良いほどランクが上がるものです。

・サシ(脂、霜降りともいう)がどれくらい入っているか

・肉の色と光沢は良いか

・締まりとキメの細かさは良いか

・サシ自体の色や光沢、質は良いか

の4項目を総合し、1~5でランク付けします。5が最優良です。

 

ということで「出荷されている牛の多くがA5」というのは凄いことなんです!

平取町はなぜこんなにも多く、高品質の食用牛を肥育できるのでしょうか?

次はその謎に迫ります。

 

北海道自体の最大の特徴といえばその寒さ!

平取町の牛たちは、北海道という日本一寒い地域で飼育されることになります。しかも大体の和牛は暖かいところが好きであるため、北海道の寒さは相当なストレスになるといえます。しかし、びらとり和牛はその厳しい環境の中に生まれ、3~4年以上の時間をかけて丹念に肥育されていきます。

するとどうでしょう。牛たちはとっても逞しくなるんです!

これは体格がよくなるという意味ではありません。厳しい環境に耐えながら逞しく育った牛たちは、体内の肉の旨みがギュッと凝縮された状態になるということです。

これがびらとり和牛の最大の特徴です。

ただ、肥育するのに長い年月と労力を必要とするため、大量に生産できない貴重なブランド牛になっています。

 

北海道といえば、古くから酪農が盛んで乳牛はたくさんいました。しかし食用肉を作ろうとなったのは昭和37年。島根県から繁殖用の牛を連れてきて、肥育が始まり、今に至ります。現在は札幌に卸されていたり、通販で購入したりできるようになりました。

たくましいびらとり和牛のお味は


前述の通り、厳しい環境で肥育されている牛たち。そのお肉の旨みはギュッと中身が凝縮されています。そのため肉の旨みの味の濃さでいったら他のブランド牛たちに引けをとりません。

逞しいというワードを聞くと、硬そうだなというイメージを持たれてしまうかもしれませんが、そんなことはありません!逞しく育った枝肉は大きく、サシもたっぷり含んでいて柔らかくジューシーです。その味はブランド牛好きの舌も唸らせます。

出荷されているびらとり和牛の多くがA5ランクというのも納得の味になっていますね。

 

びらとり和牛の美味しい食べ方は?

さて、ここからは美味しい食べ方を調べていきます。

『びらとり和牛』で検索すると、一番トップに出てくるのがなんとお店のHPなんです。

農業協同組合のJAびらとりのHPにも掲載されているこのお店。

ここのお店を調べれば、美味しい食べ方が分かるに違いない!ということで!

 

今回は『北海道 びらとり和牛専門店 くろべこ』様のメニューを参考に見ていきます。

メニューを見てみると、ステーキとハンバーグがメインのようですね。

ということで、一番美味しい食べ方は「ステーキ」の可能性が濃厚です!

やはり品質のいいお肉を食べるには、肉そのものの旨みを味わえるステーキがぴったりなんですね。お店の口コミも、「柔らかく、ジューシーですが美味しかった!」「脂が甘くて美味しい!」などの嵐です。

さらにびらとり和牛のスジを取り除き、あらびき肉で作ったハンバーグも美味しそうです。

びらとり和牛は肉そのものの質がいいだけに、シンプルに焼くような食べ方がベストといえるでしょう!

平取和牛の値段は? 店舗や通販ごとに価格を徹底比較!

引き続き、お店のメニューを引用させていただいて値段の方も見ていきましょう!

店舗の運営とともに、通販も行っているようです。

口コミによるとリーズナブルに頂けるお店ということですが…?

※以下、極力グラム数などを合わせ、金額を換算して比較しやすくしています。

 

【店舗】

・和牛特選サーロインステーキ    … 200g 4,300円

・和牛特選ヒレステーキ        … 150g 4,200円

・和牛特選リブロースステーキ    … 250g 4,600円

・和牛サーロインステーキ    … 150g 2,700円

・和牛モモステーキ        … 150g 2,200円

 

【通販】

・びらとり和牛 サーロインステーキ    … 200g 3,350円

 

こんなに安く食べられるとは正直驚きでした。

特選のものはすべてランクA5のお肉を使用ということですが、それにしても噂通りリーズナブルですね!

特選でないものはA3だそうですが、びらとり和牛だと考えると、普通のお肉の何倍も美味しそうですよね!

通販のものも、ランクA4~5のものだそうです。

 

また、びらとり和牛は平取町の「ふるさと納税」のお礼品としても入手できることが判明!そちらも紹介していきます。

 

【ふるさと納税】

・びらとり和牛サーロインステーキ     … 200g  10,000円

・びらとり和牛バラカルビ焼き         … 200g  4,000円

 

こちらの値段は寄付金額ということになります。その為お店で食べるより大分お高くなりますね。

ただ、これだけ手間と時間をかけて作られたお肉だと思うと、生産者や地域に感謝して、ふるさと納税でお礼品としてお肉をもらうというのも良いですね。

ちなみにこのお礼品も、上記のお店のお肉だそうです。

びらとり和牛のまとめ

1 びらとり和牛は、北海道平取町で肥育された黒毛和牛であるということが定義のブランド牛。寒さの厳しい環境で年月をかけて育てられるのが特徴。

2 寒さに耐え抜いた牛の肉は濃縮度が高く、旨みが凝縮されている。その為他のブランド牛より味が濃いのが特徴。枝肉は大きく、サシも多く柔らかくてジューシーな味。

3 美味しい食べ方は「ステーキ」。シンプルにお肉の旨みを味わえる。

  また平取町には定番の人気店があり、そちらに足を運ぶのもオススメ。

4 ブランド牛の割にリーズナブルな価格で入手することができる。通販で購入も可能で、ふるさと納税のお礼品としても貰うことができる。

 

超高品質ながら、比較的リーズナブルに入手できるびらとり和牛。個人的に、ブランド牛の穴場だなという感想を持ちました。

他のブランド牛に比べてあまり知名度の高くないお肉ですが、だからこそ、是非ともご賞味ください!

【イチオシ牛肉通販おススメランキングbest3】
店舗名 取り扱いブランド和牛 ギフト予算
1位:松阪牛やまと 松阪牛 5,500円から13万円程度
2位:肉のさかの 米沢牛 5,500円から10万円程度
3位:肉贈 松阪牛・米沢牛・神戸牛など 3,700円から30万円程度
おすすめの記事