「佐賀牛」・・・
あ、これは名前の通り佐賀県産の牛なんだろうな!と地理にも疎い私でもすぐにピンときました。ブランド牛だとすぐわかる方も多いかもしれませんね、

でもどんなお肉なのか、高いのか、どんな味なのか?あなたはパッと答えられますか?ちょっと難しいですよね。

そこで今回は、佐賀牛の特徴や味がどんなものなのか、その詳細に迫ります!
また、一番適した美味しい食べ方やお値段も後半で紹介するので最後までお付き合いください!

佐賀牛の特徴は? 佐賀牛の牧畜環境と品質


初めにちょっと佐賀牛とは違うお話をしたいのですが、九州の中でも農業に秀でていた佐賀県はJAの設置を積極的に進めていました。
JAというのは農業協同組合のことで、農業をする人たちの指導やサポートをしている団体です。
佐賀県にはかつて8つのJAが存在していましたが、2007年に佐賀県農業協同組合、通称「JAさが」として合併しました。
実は佐賀県にあるJAはこの「JAさが」だけではないのですが今回はこの話題はここまで。
ここからは佐賀牛の詳細に入っていきましょう!

さて、佐賀牛は前述したJAさがの管轄する肥育農家で育てられている黒毛和牛であることが大前提です。
その上で、一定の基準を満たすことでようやく佐賀牛と認められます。
例えば仙台牛は、日本でただ一つ肉質のレベルが最高の5に格付けされないと「仙台牛」と呼ぶことが許されないという厳しいルールがあります。
実は佐賀牛はそれに次ぐ厳しさで、基準をしっかり満たした牛だけを「佐賀牛」と呼ぶことができます。

そんな認定基準の厳しい佐賀牛。その厳しさをお伝えするために、これから「佐賀牛」と「佐賀和牛」というものの基準の違いをご紹介しますね。

その前に少しだけお肉の格付けに使われる用語の解説をさせていただきます。

☆肉質等級

文字通りお肉の質の良さのことです。1~5まであり、数字が大きいほど良いお肉ということです。

☆BMS

 これは略語なのですが、あなたは何の略語か分かりますか?1つ目のBは想像しやすいでしょう。「ビーフ」です。MとSは難しいと思います。それぞれMはマーブル、Sはスタンダードです。日本語で言うと「牛脂肪交雑基準」で、こう聞くと分かりやすいと思います。赤身の中にどんな風にサシ(霜降り=脂のことです)が入っているかを評価するための基準のことを言うそうです。これもNo.1~No.12までと数字で評価され、高いほうが優良とされます。想像しにくいと思いますが1はサシが全くなく、12は細かいサシが綺麗に入っているイメージです。

  1. 「佐賀牛」と認められる条件

    ・肉質等級が『4~5』であること

・BMSが『No.7以上』であること

  1. 「佐賀和牛」と認められる条件

    ・肉質等級が『2~4』であること

    ・BMSが『No.2~No.6』であること

上記の2つを比較すると分かるように、「佐賀牛」と呼ばれるには厳しい条件をクリアしなければいけないことが伝わったでしょうか。

それでは、次はこれだけ厳しい条件をクリアしてきた佐賀牛の特徴に話題を移しましょう。

佐賀牛は、石垣牛と同様に2000年に行われた九州沖縄サミットで佐賀牛を使用した料理が振舞われたこともある程、品質に信頼のあるお肉です。

そんな佐賀牛が美味しく育つ秘密は、佐賀県の環境をもってしての育て方にあります。

周辺を大自然に恵まれた佐賀県は寒暖差の少ない地域で、人にとっては勿論、牛にとってもストレスなく過ごせる環境にあります。また環境省が清澄で優良な水環境を選ぶ「名水百選」の「昭和名水百選」に、佐賀県の水が選ばれたこともあります。牛たちは清らかな天然水によって、肉質をより良く育てられます。

エサは、牛たちにストレスがかからぬよう、厳選された複数の原料を独自にブレンドした、JAグループで統一された飼料を食べています。また粗飼料という家畜の胃の機能を維持するために不可欠なものに、栄養価の高い稲わらを与えることで牛たちの胃を大きく健康に保っています。佐賀県はお米も沢山作られる地域であるため、稲わらが簡単に手に入るのです。

このように優れた環境と、工夫されたエサで丁寧に育てられていることが特徴です。

佐賀県の広大な大地には約250以上の肥育農家があります。2008年に佐賀から出荷された牛は約25000頭です。しかしその中で「佐賀牛」と認められ出荷されたのは役6000頭だけでした。このデータから高級ブランド牛である佐賀牛の希少性が分かりますね。

佐賀牛の味は?「艶サシ」って?


豊かな自然の中でとても丁寧に育てられた佐賀牛たち。続いてはその味についてピントを当てていきましょう。
所謂飯テロならぬ肉テロになりますので、今お腹を空かせている人は注意ですよ~。

佐賀牛は、肉質等級が高いこともあり赤身の柔らかさは抜群です。
またBMSが高いことから、きめ細かいサシが赤身の中にちらばり、豊かな風味をもたらします。
「艶サシ」と呼ばれるほど美しく、写真を見たときの私の感想は「超フォトジェニック!」です(笑)。
きめ細かいサシは脂身としてさっぱりしたものになるため、胃もたれせずに脂の旨みを味わうことができます。
そのことから、脂が苦手な女性に特にオススメです!
サシもすごいですが、それでいて柔らかい赤身の旨みも堪能できるのですから、さすが最高級のブランド牛といったところですね。

佐賀牛の美味しい食べ方は?


それでは、そんな佐賀牛の1番美味しい食べ方を紹介します。

佐賀牛の美味しい食べ方……それはずばり『すき焼き』です!

サシのとろけるような甘みと赤身の旨みを、割り下や野菜と一緒に味わいましょう。しかもその相性は最高です!普段のすき焼きが、お肉を佐賀牛に変えるだけで最高級のすき焼きに大変身してしまいます。お好みの加減までお肉を熱して、生卵につけて、ご飯と一緒に食べる。たまりませんね。

勿論ステーキでいただいても最高でしょうし、普段のお料理やバーベキューに使えるような切り落としも販売しているそうです。

気になるお値段は…ふるさと納税でも佐賀牛が手に入る!?

洗練されたブランド牛、佐賀牛。どれくらいの値段が飛び出すのかビクビクしながら調査をしました。

今回は通販サイト『中山牧場』さんから値段を参考に挙げさせていただきました。

・佐賀牛 ロース薄切り(600g) … 11,568円

(100g…1,928円のところを比較のため下記と合わせています)

・佐賀牛 肩ロース薄切り(600g) …9,912円

(100g…1,652円のところを比較のため下記と合わせています)

うーん…100g2000円と聞くとやはり高級肉の重みを実感しますね。

たまの贅沢にならお取り寄せしてみたいですね。

通販サイトを見て回る限り、ギフトとしても人気のようですよ!

そしてなんと、ふるさと納税でも佐賀牛がゲットできるそうです。

ふるさと納税とは、ご自身が選んだ地方自治体に寄付をすることで貢献し、寄付した場sとの特産品などがお礼として貰える制度です。

今回は参考までに佐賀県嬉野市のふるさと納税のお礼品を例として挙げさせていただきます。

・佐賀牛 すき焼き用 (600g) … 寄付金額15,000円

(部位はカタロースとリブロース)

ふるさと納税のお礼品としてゲットするには、上記のような寄付金になります。

普通に購入するより若干高くはなりますが、地域貢献したいという思いがある方は是非ふるさと納税のお礼品としてお肉をゲットしてみてください。今回はすき焼き用のお肉を参考に挙げましたが、一番安い「佐賀牛切り落とし 500g」は9000円で手に入りますよ。

また、嬉野市だけでなく、佐賀県の他の市も多くがふるさと納税のお礼品を佐賀牛にしているので、『ふるさと納税 佐賀県』で検索してみてください!

 まとめ

1 ブランド牛「佐賀牛」は、JAさがの管轄内で飼育され、肉質等級が「4~5」、BMSが「No.7以上」である黒毛和牛であることが特徴。

2 「艶サシ」といわれる細かいサシが全体にあり、脂の甘みがあるがさっぱりとしている。

3 美味しい食べ方の王道はすき焼き。しゃぶしゃぶやステーキもオススメ。

4 値段は100g2000円ほどで、通販でも手に入る。また佐賀県内のふるさと納税のお礼品の多くが佐賀牛である。

「艶サシ」。改めて魅力的な言葉ですよね。その繊細な脂の甘み、さっぱりとした味わいをぜひとも一度ご賞味ください。

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