仙台牛というワードを聞いたとき、みなさんは何を連想しましたか?
私は「牛タン」です。仙台といえば、伊達政宗とずんだと牛タンというイメージが個人的にあったからです。
しかし「仙台牛」というのは耳慣れない言葉でした。一体どんなお肉でどんな味なのでしょう?

またどんな食べ方が一番オススメで、おいくらほどで食べることができるのでしょうか?これからそれら全てをガッツリ紹介していきたいと思います!

仙台牛の特長 産地や肉の等級情報もチェック!

とはいえ、仙台牛の特徴なんて知ってるよ!という人もいるかもしれませんね。そう、仙台牛はこの日本でただ1つだけ、肉質等級が「5」でないと「仙台牛」と呼ぶことが許されない超高級ブランド牛なんです。

肉質等級というのは文字通りお肉の質なのですが、1~5までランクがあり、数字が大きいほど肉質が良いということになります。この肉質等級が「4~5」であることが条件のブランド牛が多い中で、この仙台牛だけは「5」しか認めません。このとても厳しい条件。これが最大の特徴ですね。

ところで「肉質等級」がどのように決められているか知っていますか?

肉質等級の判断基準は4つあるので紹介していきます。

その中で最高ランクの「5」にはどの程度が求められているかも一緒に説明しますね。

 

☆肉質等級

  1. 脂肪交雑

⇒お肉の赤身の部分に、どれだけ脂が入っているかを見る項目です。

 ちなみに脂のことはサシ、霜降りと呼ばれることが多いです。

ランク5では、「脂肪交雑がとても多いこと」を求められます。

  1. 肉の色

⇒これはそのままで、お肉の色を見る項目です。光沢があって良い色をしたお肉ほど良いお肉ということになりますね。

 ランク5では、こちらもシンプルに「色と光沢がとても良いこと」を求められます。

  1. 締まりときめ

⇒これはお肉の締まり具合ときめを見る項目です。赤身と脂肪がギュッとたくさん集まっている=締まりが良いということになります。切り口がしっかり詰まっていると良い締まりとなります。

 きめは少し複雑なのですが、まず牛の筋肉の中にある細い細胞を筋線維と呼びます。

 細長い線がたくさん集まっているのをイメージしてください。この繊維が細く中身が詰まっていることを「きめが細かい」と言います。

 前置きが長くなりましたが、この項目は「締まりがかなり良く、きめがかなり細かい」ということを見る項目です。

 ランク5では、「締まりがとても良く、きめもとても細かいこと」を求められます。

  1. 脂肪の質

⇒最後は脂肪の質を見る項目です。具体的には質の良さだけでなく、脂肪自体の色や光沢の良さも問われます。

 ランク5では、「脂肪の色、光沢、質がとても良いものであること」を求められます。

 

上記の説明から、肉質等級が5であることはとてもすごいことなのだと理解してもらえたら嬉しいです。

ちょっと読むのが大変だったなという人、ようは「全ての質が最高のお肉」だと思ってもらえれば大丈夫です。

 

 

それでは続いて「仙台牛の定義」を勉強していきましょう!

肉質等級が5であるだけでは、仙台牛になれないんです。

ブランド牛にはそれぞれ決められた定義があります。次はそちらを説明していきます。

・まずは黒毛和牛であること

・次に、宮城県の中の仙台牛を生産することを認められている農家が個体に合わせて管理をし、育った牛であること

・3つ目に「仙台牛銘柄推進協議会」という、仙台牛の管理や認定を行っている団体に認められていること

・最後に「日本食肉格付協会」に、A5かB5と評価されていること

以上の4つが「仙台牛」として認められるための定義になります。

 

「日本食肉格付協会」は歩留等級や肉質等級などを定めている公益社団法人です。

お肉の細かい基準を決めている協会なので、お肉好きのあなたは一度公式HPを覗いてみることをオススメします。面白いですよ!

例えば、上記の歩留等級は、枝肉という牛の食べられる部分の多さについての評価です。A~Cでランク付けされていて、Aが最高ランクです。

仙台牛は、肉質等級は必ず「5」でなくてはいけません。しかし保留等級は「B」までOKということです。ブランド牛の定義は奥が深いですね。

最高のお肉仙台牛のお味は?

それではそろそろお味のお話に入っていきましょうか。
「全ての質が最高のお肉」と前述しただけあって、味も最高だと想像することかと思います。その期待を裏切らないのが仙台牛です。

肉質等級が最高、ということはつまり、赤身の中にサシが多く、色、光沢、締まりがよくきめは細かい。そしてサシの質も良い。全ての質が最高という言葉に恥じない、上質な口当たりが特長です。

きめが細かいため、口の中でふんわりと溶けるような柔らかさ。赤身とサシのバランスも良く、またサシ自体の質が良いため、とにかく品の良い風味。あふれる肉汁も特長で、一滴も落としたくないほどの美味しさです。

その外にないまろやかな味わいは、まさに日本でトップの最高級ブランド牛といったところです。

さあ、仙台牛を食べたい!となってきたところで美味しい食べ方を研究しましょう!

 

仙台牛の美味しい食べ方とそのお値段は!

これは私が冒頭で想像していた仙台の牛タンです。

すごく美味しそうですね。写真を見ただけでお腹が空いてきます。

 

「仙台=牛タン」というイメージが多い世の中ですが、今回紹介するのは「仙台牛」を一番美味しく食べる方法。

ということで、オススメの美味しい食べ方は……『ステーキ』です!

仙台牛のサーロインやヒレなど脂の多い部分は、レアに焼いてステーキで食べるのが最高です。宮城県公式のオススメはワサビで食べるという方法。タレも良いですが、それも美味しそうですね~。

 

今回はステーキがとても美味しそうなお店を見つけたので、そちらを紹介しながらお値段の話題にも入っていきたいと思います。

 

 

『すてーきはうす 伊勢屋 エスパル店』

JR東北本線の仙台駅西口から、なんと徒歩1分。

これなら寒さに負けずにお店に足を運ぶことができますね。

 

では、肝心なメニューの方を見ていきましょう。

 

・仙台牛すてーきヒレ(サラダ付き)120g          … 7,200円

・仙台牛すてーきシャトーブリアン(サラダ付き)150g    … 10,300円

・仙台牛すてーきサーロイン(サラダ付き)200g       … 9,000円

・仙台牛サーロインすてーきセット             … 7.500円

 

・仙台黒毛和牛ヒレ(サラダ付き)150g             … 6.700円

・仙台黒毛和牛サーロイン(サラダ付き)200g         … 6,000円

・仙台黒毛和牛すてーきセット                  … 5,400円

 

比較のために仙台牛ではないメニューも引用しました。

やはり仙台牛のほうがお高めですね。

そしてこれは私の素直な感想なのですが、仙台牛、高いですね…。

どれだけ贅沢なお肉なんだ…!と衝撃でめまいがしました。

 

しかし、宮城県から出荷される食肉牛のうち、「仙台牛」と認められて出荷されるのはその3割。数字にすると約7000頭で、とても貴重なブランド牛だということが分かります。ましてや日本で唯一の肉質等級5のお肉。このお値段を払ってでも一度は味わってみたいですね。

 

仙台牛のまとめ

 

1 仙台牛は日本で唯一、肉質等級が「5」でないと認定されない高級ブランド牛。

2 上質な口当たりで、品の良い風味。溢れる肉汁が特長。

3 美味しい食べ方はステーキ。オススメはワサビで食べること。

4 認定が厳しいため、希少性が高く、値段は割高な方。

 

仙台牛と聞いて、すぐに仙台?牛タン!と思っていましたが、全くの勘違いでした。

宮城には「仙台牛」という超高級ブランド牛がいたのですね。そしてステーキで食べると美味しいと。とても良い情報を得ました(笑)。

皆さんも仙台に行く際は、牛タンだけでなく仙台牛も味わってみてください!

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