焼肉店やお肉屋さん、スーパーなどで見かけるランプですが正式名称を知っていますか。
ランプの正しい知識を知り、部位や栄養およびおいしい食べ方を知ることで日々の食事が楽しくなります。
また、今日は旦那様と晩酌をと考えている時もランプは最適です。
ランプに合うおいしいお酒もお伝えしますね。
気になるランプを使った日々のレシピやパーティーレシピも一緒に書いていきます!
ランプの正しい名前は?正しい知識でおいしく食べよう
牛肉の牛の尻部分であるランプですが、「らんいち」とも呼ばれます。
ランプやイチボなどの総称が「らんいち」なのです。
らんいちとは腰肉であるサーロイン近くの部位であり、もも肉の背側を分解すると「ランプ」と「イチボ」に別れるのです。
らんいちには、ランプの他にもランカブリやネクタイなどの部位もあります。
また、「ランプ」は「ラン」と「ランボソ」に分解することも出来ます。
「ランボソ」は一部分が柔らかく「ラン」はランボソと比べると硬めの肉質です。
ランプが食べたいのに「ラン」と「ランボソ」に分解されていた、という時は以上を参考にして下さいね。
気になるランプの栄養ですが、タンパク質やビタミンB1および鉄が含まれています。
ランプは肝臓の部位であるレバーに次いで鉄分が多い部位なのです。
鉄分をより効果的に摂取できる方法として、ランプをレモンや大根おろしなどと一緒に食べることをお勧めします。
ランプを食べることで貧血も予防が出来ます。
おいしくてヤミツキ!ランプの食べ方
ランプは脂肪が少なく柔らかい肉質が特徴の赤身肉です。
ヘルシーな赤身肉でありながら、ビタミンや鉄も含まれているランプをおいしく食べる食べ方は「焼肉」と「ステーキ」です。
まず、焼肉ですがおすすめは焼き過ぎずに食べることです。
柔らかい肉質のランプを楽しむために、あまり焼き過ぎてはいけません。
焼き過ぎず、ランプ独特の柔らかさを十分に楽しみましょう。
また、焼肉のタレでもおいしく食べることは出来ますが、レモン汁やわさび醤油も合います。
私はわさび醤油がツウの楽しみ方だと思っています。
牛肉に合うとされる赤ワインのポリフェノールですが、それよりも高い抗酸化作用がわさび醤油には含まれています。
柔らかで脂の少ないランプをさっぱりと食べたい場合はわさび醤油を使用してみましょう。
ランプにはステーキもおすすめです。
ランプの脂とうまみ成分はとてもバランスがよく、シンプルなステーキにとても合います。
ランプを分厚く切っても柔らかく食べられるためじっくりと中まで火を通して調理をしましょう。
低温で焼き表面はこんがりと焼き目をつけることをおすすめします。
今日はお酒と一緒に!ランプに合うのは?
旦那様と一緒の晩酌ではランプをおつまみにしましょう。
いつもの晩酌が一層豪華になります。
ランプはキメが細かく繊細な味わいでお酒にぴったりの牛肉です。
また、赤身のお肉で脂にもクセがありません。
ランプをローストビーフとして、またはレアで焼いた焼肉を準備したらお酒も用意しましょう。
おすすめの酒はしっかりと力強い味わいが特徴のボルドー赤ワインや、ボジョレーワインの一種であるソフトな渋みと酸味が特徴のブルゴーニュです。
また、ランプの味付けはさっぱりとしている塩ダレやわさび醤油で行うとランプの味とワインの味も楽しむことが出来ます。
おいしいランプのオススメレシピを紹介~カルパッチョ~
柔らかく、軽く焼いただけでもおいしく食べられるランプはカルパッチョがおすすめです。
パーティーメニューとしても華やかになるのがカルパッチョの良いところです。
イタリア料理であるカルパッチョはフランス料理のマリネとは異なり料理名のことを言います。
子供の誕生日パーティーや、結婚記念日およびママ友会などで大活躍になること間違いなしです。
材料:ランプ肉300グラム
オリーブオイル適量
にんにく適量
塩適量
胡椒適量
バルサミコソース適量
パルミジャーノ適量
ルッコラ適量
ベビーリーフ適量
レモン汁小さじ1.5
油適量
作り方:ランプ肉を常温に戻し、強めに塩胡椒を行いましょう。
フライパンに油をひき、ランプ肉を1分ずつ両面焼きます。
火を消して余熱でランプ肉を焼きます。
焼けたら塩胡椒をして、ランプ肉にオリーブオイルを塗りラップに包みます。
ラップの上からアルミホイルを巻き付け30分置きます。
ランプ肉を冷蔵庫で休ませ冷えたら薄く切ります。
ルッコラやベビーリーフなどのお好みの野菜とランプ肉をお皿に盛りつけます。
に塩胡椒、刻んだにんにくとオリーブオイルを混ぜてかけます。
お皿にレモン汁やバルサミコソースをかけて、パルミジャーノを薄く飾り付けたら完成です。
おいしいランプのオススメレシピを紹介~ローストビーフ~
赤身が濃く脂が少ないランプはローストビーフに最適な部位です。
厚切りでも柔らかくおいしいランプですが、今回は薄切りで楽しむことが出来るローストビーフのレシピをお伝えします。
ローストビーフとしてお酒のおつまみにしても良いですし、ご飯の上に載せてローストビーフ丼にしてもおいしいですよ!
バーナーを用意してローストビーフを炙ってもとてもおいしく食べられます。
難しそうに感じるローストビーフですが、フライパンで簡単に作ることが出来るレシピを書いていきます!
作り方:ランプ肉300グラム
塩適量
お好みの野菜
サラダ油大さじ1
にんにく適量
★醤油大さじ3
★みりん大さじ2
★砂糖大さじ2
作り方:常温に戻したランプ肉に塩を振りかけます。
フライパンにサラダ油とにんにくを入れて弱火で炒めます。
きつね色になったにんにくをお皿に取り出し、ランプ肉をフライパンに入れます。
焼き色が付くまで焼きましょう。側面も焼いてください。
熱源から遠ざけて蓋をして20分蒸します。
蒸している間に野菜を盛りつけます。ソテーにしてもおいしく食べられます。
蒸したランプ肉を取り出して薄く切ります。
フライパンに★を入れて煮立たせ、ソースを作ります。
ランプ肉をお皿に盛り付けソースをかけたら完成です。
おいしい牛肉のランプについてのまとめ
脂が少なく柔らかい肉質でおいしい牛肉のランプについてまとめを紹介します。
牛肉のランプですが、
・鉄分が多くレモンや大根おろしと一緒に食べると効果的に摂取することが出来ます。
・焼き過ぎない「焼肉」と「ステーキ」がとてもおいしくおすすめです。
・ボルドー赤ワインとブルゴーニュが相性抜群です。
・パーティーにカルパッチョが最適です。
・フライパンで簡単にローストビーフが作れます。
おいしいランプですが、肉質や味を楽しむためにも焼肉のタレや味付けにはさっぱりとしている調味料をおすすめします。
紹介した塩ダレですがシンプルなタレなのにも関わらず、ランプにかけて食べるとヤミツキになります。
ランプにはシンプルな塩ダレの他にもネギを入れたタレや胡椒や生姜、ポン酢を入れた変りタレもとても合います。
私は塩ダレににんにくをたっぷり入れてランプと一緒に食べることが大好きです。
お酒のおつまみとしても相性抜群なのでお試し下さいね。