お酒のつまみとしてもおいしさ抜群のユッケですが、最近ではあまり良いニュースを聞きません。
取り扱っている店舗も少なくなりユッケを簡単に食べることが難しくなっていきました。
そもそもユッケはそんなに危険なものなのでしょうか。
おいしいユッケをもっと手軽に食べるには、何が必要なのでしょう。
ユッケの知識や安全性、おいしい店舗やレシピまで伝えていきますね。
おいしくて安全なユッケを食べれるように学んでいきましょう。
ユッケについて学んで安全に食べよう!
ユッケというのは部位や焼き方、生肉などではなく調理方法のことを言います。
ユッケは生の細切りにした牛の生肉に、ごま油や塩および生姜やにんにく、コチュジャンなどで和えた料理です。
また調味料等で和えた生肉の上に卵黄が乗っている場合もあります。
ユッケは8世紀のモンゴル民族であるタタール人が発祥であり、日本などのアジアでは「ユッケ」、ヨーロッパでは「タルタルステーキ」として広まりました。
ハングル語では肉を意味する「ユック」と刺身を意味する「フェ」という言葉が合わさり、「ユッケ」と呼ばれるようになりました。
ユッケで使用される部位は主に赤身が多いモモ肉です。
ユッケとしてよく使われる部位は、「シンタマ」や「ランプ」、「カイノミ」です。
シンタマは内モモ肉の部位であり、柔らかい肉質が特徴でタタキやステーキなどに使用されます。
ランプは外モモ肉の部位であり、焼肉やステーキとして使用され柔らかい肉質です。
カイノミは赤身の部位で、焼肉店やスーパーなどではカルビとして売られています。
ユッケの食中毒事件!気になる症状は?
ユッケの食中毒事件ですが、2011年4月に起こりました。
生のレバーを食べた焼肉店の客達が集団食中毒になるという事件をきっかけに、牛肉の生のレバーを提供することが禁止になりました。
食中毒事件の気になる症状ですが、腹痛や下痢などを繰り返して腎臓障害が起きたり激しい痛みなどもありました。
事件発生後の2012年7月1日には食品衛生法による牛肉の生のレバー提供が禁止になり、違反を行うと懲役2年以下または罰金200万円が科されることになりました。
また、その後の2015年6月には生の豚肉も禁止になりました。
禁止されたのは牛肉の生レバーと生の豚肉でありユッケは禁止されていません。
ユッケは厳しい条件をクリアすれば提供してよいのです。
条件は牛肉の表面から1センチ以上の深さまでを60℃以上で2分以上加熱することと、加熱後はすぐに4℃以下に冷却することです。
以上の条件が満たされていればユッケの販売が可能なのです。
そのため、以前より販売している店舗は減少しましたがおいしいユッケを食べることは出来るのです。
おいしくて安全!都内でユッケが食べられるお店
ユッケの提供店舗が少ない現状ですが、都内ではおいしくて安全に食べられるお店があります。
ユッケ好きの私からしてみれば、ユッケを食べることが出来るなんて嬉しい限りです!
都内でユッケが安心・安全に食べられるお店をお伝えしていきます。
まずお伝えするのは、新宿区にある「土古里」です。
こちらのお店は山形県産の国産牛を使用したユッケを食べることが出来るお店です。
山形県産の国産牛は馬肉を使用したユッケとはまた違った味を味わうことが出来ます。
こちらのお店は、ユッケと一緒にご飯が食べられる「ミニユッケ丼」も提供されています。
ユッケの味やタレと一緒に温かいご飯を食べることが出来るのはとても幸せです。
親子ルームもありますのでママ友会には嬉しい店舗ですね。
また、渋谷区の道玄坂にあるお店の「ざぶとん」もオススメの店舗です。
尾崎牛を扱っているこちらの店舗は、直送される際に真空パックに詰めて送られてきます。
ユッケを食べる際は新鮮さが何よりも重要なので安心出来る店舗です。
新鮮な生肉を卵と一緒に混ぜて食べたらおいしい以外の何物でもないメニューです。
一度訪れてみてはいかがでしょうか。
おいしいユッケのオススメレシピ ~自宅で出来るユッケ~
ユッケを販売している店舗が減少しているのであれば、自宅でユッケを作ってみましょう。
ただユッケを作る際はくれぐれも注意が必要です。
使用する牛肉は生で食べることが出来るものにしましょう。
また、牛肉は生でも食べることが出来るくらいの新鮮なものを使用して下さい。
お肉屋さんで生で食べることが出来る牛肉をお願いしたり、インターネットで新鮮な生の牛肉を購入しましょう。
調理するキッチンなどの衛生管理も徹底して行いましょう。
材料:牛肉モモ400グラム
★醤油大さじ6
★みりん大さじ3
★ごま油大さじ1
★お酢大さじ2
★コチュジャン小さじ2
★砂糖小さじ2
作り方:まな板を熱いお湯に浸けて熱消毒をします。
鍋に水を入れて温め、十分に沸騰させます。
鍋に牛肉モモを入れて1分間ほど茹でます。
牛肉モモを水で洗います。
牛肉モモの火が通った部分と生の部分を切り分け、脂身も多ければ取り除きましょう。
切り分けた生の部分を細切りにして、合わせた★に漬け込み完成です。
おいしいユッケのオススメレシピを紹介 ~イタリアンユッケ~
パーティーメニューにぴったりなイタリアンユッケのレシピを試してみてください!
お店で食べるユッケとはひと味違うおいしいレシピです。
今回レシピではチーズやバルサミコ酢を使用したイタリア風のユッケの作り方を書きますが、おろしにんにくや砂糖醤油などに変更して漬け込んでもおいしく食べることが出来ます。
こちらのレシピでも衛生面には気をつけてください。
牛肉を焼く際は強火で殺菌するイメージで調理を行いましょう。
チーズを盛りつける時には、見た目にも気を使ってパーティーメニューに加えてみましょう。
材料:生で食べることが出来る牛肉の塊300グラム
パルミジャーノチーズ
バルサミコ酢
オリーブオイル
マジックソルト
ネギ
卵黄
作り方:牛肉の塊を冷蔵庫から出し、すぐにフライパンで強火で焼きます。
牛肉をアルミホイルに巻き付け冷蔵庫に入れ30分冷やします。
冷蔵庫から牛肉を取り出し5ミリ幅にカットしましょう。
牛肉をお皿に盛り付けて、バルサミコ酢とオリーブオイルを回し入れてからマジックソルトをふります。
パルミジャーノチーズを薄切りに切って盛り付け、牛肉の中央に卵黄とネギを飾り完成です。
おいしい牛肉ユッケについてのまとめ
飲食店でも安心に食べられるユッケについてまとめを紹介します。
牛肉のユッケですが、
・ごま油や塩および生姜などで和えた調理方法のことです。
・禁止されたのは生の牛レバーと生の豚肉なので、ユッケを食べることは可能です。
・店舗でも新鮮な状態で調理されるので安心して食べることが出来ます。
・自宅で調理する際は、衛生管理を徹底しましょう。
・チーズやバルサミコ酢を使用すればパーティーメニューとしても大活躍です。
安心して食べることが出来るユッケですが、食べる際も気を付けなければいけません。
食中毒などの症状を防ぐには、手洗いを行い雑菌を食べ物に付けないように気をつけましょう。
特に加熱をしていないユッケを食べる時と他のメニューを食べる時で箸を使い分けると食中毒を防ぐことが出来ます。
ユッケはとてもおいしいメニューなので、楽しく安全に食べましょう。