信州牛は長野県のブランド牛です。
長野県の特産物にはりんごや栗がありますよね。有名な食べ物はおやき、五平餅、そば、わさびがあります。
ブランド牛の知名度は高くはないのですが、味はとても美味しいです。
この記事では信州牛の味やおいしさの秘密を解説しますね。
信州牛の特徴 産地や牛の育成法について
信州牛は長野県で育てている牛肉のブランドです。
信州牛は大信畜産工業株式会社のブランド牛です。
その会社から販売される牛肉にのみ名乗ることができます。
信州牛のキャッチフレーズは「りんごで育った牛」です。そのフレーズ通り、リンゴを与えて飼育しています。
長野県は青森の次にリンゴが有名な産地です。リンゴは豊富な糖質をはじめ、ミネラル、ビタミン類が含まれてます。そのリンゴを牛に与えています。そうすることで豊富な栄養が牛の肉質を変化させ、独特の風味を生み出しています。
十分に肉が大きくなるので霜降りができます。サシの部分が目で見てわかるほど白い色で粘り気があります。
信州北部の奥信濃で牛肉生産を行っている農家はたくさんありました。肉質の改善にも高い意欲がありました。
生産される肉牛は品質を保っていて、市場の流通も多いものでした。
しかし、大切に育てた牛も、仲介業者や加工業者を通してから市場にでていました。
そのため信州が生んだ牛肉として地名がついて消費者に届くことは、ほとんどありませんでした。
昭和37年に食肉加工の会社として大信畜産工業株式会社が設立しました。
この会社を中心に生産農家が集まりました。今までの生体輸送をやめました。産地加工をはじめて、パーツで販売を開始しました。
そして生産農家は研究会を作りました。
これが元となって、肉牛生産業者同士で情報交換が出来るようになりました。
その後、技術も向上しさらに質の良い肉牛生産が可能になりました。
「りんごを牛に与える事で食欲が回復する。さらに病気になりにくい」この事が地域で昔から伝わっていました。
ほとんどの牛の肥育は運動を制限します。そして高栄養の餌を与えるので、運動不足になります。
食欲不振や病気になることもあります。なのでたくさんの畜産家の悩みとなっていました。
りんごを与えることにより、りんご特有の酸味が牛の食欲を刺激すると言われています。
食欲の回復に抜群の効果があり、健康で病気にもなりにくい牛になりました。
研究会の方々は肥育の段階により、地元で育てたりんごを与えました。その他の穀類、ヌカ豆腐の粕、酒粕、味噌豆の煮汁などを混ぜた生エサを開発しました。これらは地元の副産物で、タンパク質やビタミンがたくさん含まれています。
環境を守る役に立ち、質の良い霜降り牛を生み出す効果もあるのです。
こうして「りんごで育てた信州牛」が世に広まりました。
苦労を重ねて出来上がった「信州牛」は、現在も地元の生産者によって受け継がれています。
信州牛の品質が向上し、大信畜産工業が立ち回り信州牛の名前が商標登録されました。
正式なブランドとなり、現在も健康で良質なお肉を作るために、積極的に取り組んでいます。
信州牛の美味しい食べ方を伝授!
牛肉を使った料理、たくさんありますよね。
ブランド牛を使った定番料理と言えば、ステーキ、焼肉あたりが思い浮かぶと思います。
そんなたくさんある料理の中で、JA長野がオススメする料理をご紹介します。
きのこのビーフカレー
材料
ハウスジャワカレー 1/2箱、牛肉 角切り 300g、玉ねぎ 1個、まいたけ 100g
ぶなしめじ 100g、エリンギ 100g、マッシュルーム 100g、にんにく 1片
ハウスコショー 適量、オリーブオイル 大さじ3、水 700ml
作り方
1 玉ねぎを薄切りにする。きのこは石づきを切り落とします。好みの大きさにカットします。マッシュルームは3等分くらいに手で裂きます。
2 厚手のなべにオリーブオイルとつぶしたニンニクを入れて弱火で熱します。色がつき、香りが出たら、玉ねぎ、きのこを加えて、炒めます。コショーをしっかりふり、きのこを焦がさないように炒めます。
3 きのこがしんなりしたら、牛肉を入れて、表面が色づくまで焼きます。
4 水を入れて沸騰させます。アクを取ったら、弱火で20分くらい煮込みます。
5 火を止めて、ルウを割りいれて溶かします。再び弱火にかけてかき混ぜながら、とろみがつきまで10分煮込みます。
6 お皿にご飯をもりルーを盛り付けて完成です。
トマトときのこのミルクリゾット
材料
牛乳 400ml、オリーブオイル 大さじ2、ニンニク 1片、玉ねぎ 130g、牛肉薄切り 150g
塩 小さじ1、コショウ 適量、赤ワイン 20ml、米 1と1/2カップ、しめじ 50g
ホワイトマッシュルーム 60g、ホールトマト缶 250g、乾燥バジル 小さじ1/4
水 500ml、コンソメ 1個、くず野菜(玉ねぎ ニンジン セロリ)適量
モッツァレラチーズ 25g、チャービル 飾り用、粉チーズ 適量
作り方
1 ニンニクと玉ねぎはみじん切りにします。牛肉は粗めに刻み、塩コショウで味付けします。マッシュルームはスライスします。
2 水、コンソメ、くず野菜でスープトックを作ります。
3 オリーブオイルを鍋に入れて熱します。玉ねぎを入れて透明になるまで炒めます。
火を弱火にしてお米をいれて炒めます。
4 透明になったら、牛肉をほぐしながら入れてマッシュルーム、しめじを入れて炒めます。
5 中火にしてトマト缶、赤ワイン、バジル、牛乳、スープトックを半分入れます。水分がなくなるまで煮ます。焦げつかないように底から時々混ぜます。
6 弱火にして残りを入れて、水分が半分になったら蓋をして10分火にかけます。
7 モッツァレラチーズをふりかけて少し混ぜます。
8 火を止めてお皿に盛ります。粉チーズとチャービルを添えて完成です。
ジャガイモグラタン 真田丸風
材料
ジャガイモ 4コ、玉ねぎ 1コ、バター 大さじ3、ひき肉 150g、信州しめじ 1パック
塩 少々、胡椒 少々、小麦粉 大さじ3、牛乳 400ml、信州味噌 大さじ2
ピザ用チーズ 150g、パン粉 適量、干し柿 3コ、野沢菜 少々、ちくわ2 本
作り方
1 ジャガイモは皮をむきます。乱切りにして茹でます。
ちくわは食べやすい大きさの輪切りにします。
2 玉ねぎは半分に切り薄切りにします。
3 フライパンにバターを入れます。ひき肉・玉ねぎ・信州しめじの順に入れて炒めます。
4 火が通ったら塩コショウを軽くふります。小麦粉を入れて混ぜます。
5 牛乳を少しずつ入れて、なじませます。信州味噌を入れます。
6 串が通るまで柔らかくなったらジャガイモをつぶします。
7 ⑤と⑥を合わせて器に盛ります。ピザ用チーズとパン粉をかけます。
8 干し柿と野沢菜を切り分けけて、トッピングします。
9 180℃にオーブンを温めておき、8分間くらい焼います。チーズが溶けたらちくわを飾り3分間焼いて完成です。
是非お家で作って信州牛を堪能してください!
信州牛の価格をおススメの信州牛店ごとに徹底比較!
信州牛の価格、気になりますよね。
オススメのお店と一緒に価格もご紹介します。
信州炭火炉端 すえひろ
長野駅から歩きで2分です。
地元の野菜をふんだんに使った料理が楽しめます。
カウンター席があり、料理人が豪快に料理する姿を見ながら食事ができます。
飲み放題のコースがあります。
コースの価格は5,000円~
旬響
市役所前駅から歩きで5分です。
スカイビル9階にあります。
夜景が一望できます。信州牛のステーキや伊勢海老を使った料理があります。
厳選したワインや豊富な種類のカクテルを料理と一緒に堪能できます。
記念日やお誕生日のサプライズなどの演出もできます。
なのでお祝いの席にオススメです。
コース5,000円~
四季彩 ミズノ
長野駅から車で15分です。
四季を感じる日本料理が楽しめます。
旬の料理を使った信州牛のステーキ、ひつまぶし、にぎり寿司などのお膳を味わえます。
日本庭園を眺めることができ、くつろぐ事が出来る空間です。
お店の雰囲気もとても良いです。
コースの価格は5,400円~
すき亭 本店
長野駅から車で10分です。
信州牛専門の老店です。
厳選した信州牛を堪能できます。
野菜も地元ものを使用し、昔ながらの味にこだわっています。
大広間があるので会食や宴会にも利用できます。
コース10,000円~
他にもお店はたくさんあります。
是非行ってみてください!
また、外食店だけでなく長野にある精肉店でお肉を購入できます。
価格はステーキ肉4,000円~
信州牛のまとめ
1長野で育ったブランド牛。
りんごを与えて育てています。
2ステーキにするのもいいですが、カレーやグラタンもオススメです。
3長野県の様々な店舗で信州牛を使った料理を堪能できます。
また、販売店も多数あります。
栄養満点のりんごで育った信州牛を是非味わってください。