米沢牛をあなたはご存知ですか?
山形県米沢市のブランド牛で日本三大和牛の1つ。
しかし、関西では知名度は低いそうです。
より多くの人に米沢牛を知ってもらう為に特徴や食べ方をご紹介します。
米沢牛の特徴と味
米沢牛は山形県の米沢で育った黒毛和牛です。
ですが、山形でなくても日本で育った黒毛和牛なら定義が整っていれば米沢牛として認められます。
産まれた産地や血統は直接的には関係ありません。
最高級のブランド牛は産地や血統も細かく決められているものと思っていたので驚きです。
それでもほとんどの農家は育てた米沢牛を交配させ血統を代々受け継いでいます。
だから美味しいしブランド牛として扱われてるわけですね。
冒頭でお話した米沢牛として認められるには、"出産経験のないメス牛もしくは精巣を除去したオス牛"であることが必要です。
また、生後32か月以上の育てた牛で3等級以上の肉質と日本格付協会から認定されることが米沢牛として認められる条件です。
日本格付協会から認定を受けなければ条件を満たしていても米沢牛にはなれません。
米沢牛は山形県のブランド牛の中でも特別に選ばれた1級品なのです。
細かい条件を満たし、認定された牛だからこそ霜降りが美しく、上品な和牛になっていくのですね。
米沢牛を飼育している山形県置賜地方は豊かな自然があり、山に囲まれている盆地です。
置賜地方は緯度が高いので、冬は雪に囲まれてすごく寒く、夏は湿気が高く蒸し暑いです。
人が生活するには厳しい気候ですね。
ですが、米沢牛を育てるには最適の気候であり、美味しく育つベストな環境なのです。
そんな環境ですくすくと育ち、栄養価が高く良質で健康な牛に成長します。
牛を健康的に美味しく育てるには環境も気候も大切なのですね。
余談になりますが、歴史は明治時代から続いています。
当時米沢県の学校に赴任していたイギリスの教師がいました。
教師は米沢で食べた牛肉があまりにも美味しかった為お土産として牛を横浜に持ち帰ったそうです。
お土産で牛を持って帰るってすごい事ですよね。
そして持ち帰った牛を仲間に食べさせたら大好評。その事が米沢牛の始まりと言われています。
その後奥羽本線が開通され、山形県南部の牛が牛肉店の発祥地である横浜に出荷されました。
この牛が「米沢牛」です。ここから米沢牛の銘柄が広まりました。
昭和後期に生産者の手によって東京の市場へ米沢牛の流通を進める動きがあり、
積極的に市場へ参加して宣伝活動をし、今の高いブランドを築き上げました。
米沢牛を広めたいと言う生産者の強い思いとその行動力で全国に広まり日本三大和牛と言われる程のブランド牛になれたのでしょう。
肉質はきめ細かい霜降りです。脂の質の良さは上質で、
うまみと香りがあり人肌程度の温度で溶け出すほど柔らかく、とろけるような食感です。
食べた瞬間にふわっと消えてしまいます。とてもおいしいですよ。
想像するだけでヨダレが出てきてしまいます。
おすすめの部位は背中、前方のロースです。切った断面を見ると大きな肉の周りを細かい肉が囲んでいます。
大きな肉はロース芯と呼ばれていて霜降りが多く旨みをより多く含んだ、まるで肉の宝箱。
驚くのはまだ早いです。こちらも負けていません、希少価値が高い肩三角の部位。
第1~6肋骨を三角に切った部位で、霜降りがとても綺麗で特上カルビとしても使われています。味と香りがすごく良く、祝い事などの贅沢な焼肉にオススメです。
実はそんな米沢牛を今すぐ家で食べる方法があるんです。
米沢牛専門の牛肉通販ショップ”肉のさかの”を利用すれば今すぐ牛肉を注文することができます^^
関連記事:”肉のさかの”の口コミ&評判やお得な買い方を徹底解説!
米沢牛の美味しい食べ方とおススメレシピ
高級牛肉をがっつり食べられるのはやっぱりステーキ!
レア、レアミディアム、ミディアム、ウェルダンなど様々な焼き方がありますが米沢牛のおすすめの焼き方はレアです。
口に入れた瞬間とろけだす脂と霜降り肉の柔らかい食感を堪能できます。
そのまま、もしくはお塩をかけて食べるもよし。
にんにくや玉ねぎ、ポン酢、しょうゆを肉汁と一緒に煮詰めたソースをかけても美味しいです。
また、しゃぶしゃぶもオススメです。
米沢牛はアクが多い牛肉なのでしっかりアク取りをする事をオススメします。
タレはゴマだれよりもポン酢の方がよく合います。
さっぱりとしたポン酢ダレがお肉の旨みを引き出し美味しくいただけます。
ちなみに、焼肉で食べるなら低音で焼くのではなく高温で焼きましょう。
低音でじっくり焼くよりも高温でさっと焼きます。高温で焼くことで旨みが溶けだすことなく食べる事ができます。
食べるときもタレはつけないでそのままいっちゃいましょう。
もしくは、塩でいただいて贅沢な旨みと香り、そして食感すべてを堪能しましょう。
そして一番のオススメはすき焼きです。
~米沢牛すき焼きの作り方~
・すき焼き鍋を熱したら牛脂を入れて全体に馴染ませます。
・きのこ類や豆腐、野菜などの牛肉以外の具材を全て鍋に入れる。
・牛肉を先ほど鍋にいれた具材の上に広げながら鍋全体に入れたら、割り下(醤油、酒、みりん、砂糖などを混ぜたもの)を加え牛肉が半分くらい焼けたら完成です。
生卵はお好みでどうぞ!
この作り方は置賜地方で伝わる作り方で昔から愛されて作られてきました。
米沢牛ですき焼きを作る際はぜひこの作り方で作ってみてください!
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気になる米沢牛の値段は?食べる場所ごとの価格をチェック!
レストランのコース 8,000円~
ステーキなどの単品 3,000円~
しゃぶしゃぶ、すき焼き 5,000円~
和食コース 6,000円~
米沢牛のお寿司を食べられるお店もあります。
おすすめのお店は
・米澤牛DININGべこや
・米沢牛 登起波(ときわ)
の二つです。
べこやは駅近くにあり、ステーキを目の前で焼いてくれる市内唯一のお店です。
ここのお店は、牛ステーキ重、しゃぶしゃぶ、焼肉など米沢牛の様々な部位を使った沢山の料理をたのしめます。
お値段は3.000円~です。
牛ステーキ重がすごく美味しいです。
米沢市に行ったら是非食べに行ってみてください。
登起波は明治27年に創業した名店で駅から車で10分のところにあります。
お店の名物はすき焼きで、お値段は5.000円~です。
特選ロースを使っており、濃厚な旨みと甘みを感じられます。
割り下には味噌が入っておりコクと深みのありこのお店の伝統の味です。
明治から続いているここでしか味わえない伝統の味。すばらしいものなのでしょう。
この二店以外にも美味しい米沢牛を食べられるお店はたくさんあります。
温泉旅館 いきかえりの宿 瀧波でも米沢牛を使った料理を食べることができ、地元の果物も堪能できます。
東屋旅館では、米沢牛を使ったすき焼き、しゃぶしゃぶを食べることができます。
ほかにも米沢牛を使った料理を提供している旅館やホテルはたくさんあるので探してみると楽しいですよ。
都内にも米沢牛を使った料理を出すお店があるので山形県に行けなくても食べることができます。
本郷三丁目にある炭火焼肉牡丹苑。8,000円程から食べることができます。
東京駅の近くにある、米沢牛黄木。料金は5,000円から。
米沢牛を使ったすき焼きやしゃぶしゃぶ、ステーキをいただく事ができます。
どちらのお店もおすすめなので興味のある方は足を運んでみてください。
そして実は今の時代は家にいながらにして米沢牛を食べることもできます。
通販では米沢牛専門店”肉のさかの”があり自宅から米沢牛を購入できます。
肉のさかのでは、
焼肉用 4,000円~
すき焼き用 4,000円~
しゃぶしゃぶ用 4,000円~
ステーキ用 3,000円~
ギフト 10,000円~
まとめ売りもあり、最大15%引きで購入できます。高級和牛をお得に買えるのでおすすめです!
米沢牛は誰もが知っているブランド牛なのでお祝いで送ると大変喜んでもらえると思います。
米沢牛のまとめ
1 3等級以上の肉質で日本格付協会から認定されている。
歴史は明治時代からつづいている。
2 きめ細かい霜降りで脂は人肌で溶け出すほど柔らかい。
3 オススメの食べ方はすき焼き。
4 米沢市の様々なお店で食べることができるが、米沢市に行けなくても都内のお店でも食べることが可能。
また、通販で買うこともできるのでギフトなどに最適。
山形県と日本が誇るブランド肉米沢牛、皆さんも一度は食べてみて下さい。